DIYアドバイザーの資格を取りたいけど、試験の難易度とか自分にも取れそうか知りたいという方向けに3つ紹介します。
DIYアドバイザー試験の難易度について3つ紹介

DIYアドバイザーは足切りの試験
DIYアドバイザーの試験の合格基準は毎年変動します。
そのため、筆記問題が簡単だと高得点争いになってしまったり、実技試験の場合は、作業の速さや完成度で合否が決まります。
私は2次試験で一度不合格になりました。理由は、他の受験者より完成度が悪かったから。
実は2次試験会場は毎年同じ場所で開催されており(大田区産業プラザ)、試験部屋の作りは横長の机が6つにパーテーションで仕切られている状態で試験を行います。
つまり、部屋から退出するとき、他の受験者が作ったものが見れちゃうんですよね。なので、「あ、これは落ちた」と感じました。笑
DIYアドバイザーの合格率は
2019年度のDIYアドバイザー合格率は33.6%となっており、1219名が受験をして合格者は410名がDIYアドバイザーになりました。
前回筆記試験合格者には、1次試験免除という精度があり、2019年度の試験でも、一次試験免除者が215名いたようですね。
ちょうど1000人の受験者の中から上位50%を争う形になりました。2019年度の1次試験の合格率は45.8%でした。
次に2次試験では一次試験免除者と一次試験合格者の合計675名が実技試験を行います。合格率は60.7%で4割の受験者が落とされる試験になります。ここに残れれば、あなたはDIYアドバイザーを名乗ることができます。
DIYアドバイザーは独学で合格できる?
独学でDIYアドバイザーに合格するためのポイント2つあって、1つ目は実技試験の反復練習。そして2つ目は実技試験練習環境が用意できるか。
こちらの2点になります。理由なんですが、DIYアドバイザーの資格を取得しようとする人の大部分って、ホームセンターやワークショップなどの人が多いんですよね。
会社に属している方達は、会社が集めた過去の試験情報から、実技試験練習機材などサポート面が手厚いんです。こうなってくると、独学だけで勉強していくことが不利であることは隠せません。
なので、独学で資格を目指す方は日本DIY協会(この試験をして、DIYアドバイザーを認定している団体)の試験コースというものがあります。
わかりやすくいうと、問題の出題者が親切丁寧に教えてくれる試験対策講座と言ったところでしょうか。
DIYアドバイザーって難易度に見合うメリット

お金がもらえます
資格手当というものですね、会社HPに載っていますがホームセンターのコーナンでは資格を取るだけで毎月5000円が給与に上乗せされるようですね。
もちろん資格取得にかかる受験料も全額会社持ち。すばらしいですね。
会社に資格手当制度がある方は絶対に取得したほうが良いでしょう。毎月5000円は大きいですよね。
家が壊れても、大体直せます
僕もびっくりなんですが、DIYアドバイザーに合格する力がついてる頃には家の修繕が大体できるようになっているんですね。
これは嬉しい誤算でした。後は、とりあえずやってみよう精神が身についてましたね。
周りから頼られます
備品を直すとさすがDIYアドバイザーと言われますし、困り事を抱えた人が僕に相談に来てくれます。これって結構チートスキルだと思います。
DIYアドバイザーに挑戦する方向け

試験日程について
細かい日程は違いますが、
- 5〜6月に願書を応募
- 8月頃に1次学科試験
- 11月頃に2次実技試験
例年このような日程になっております。
受験料など、かかるお金
- 受験料:税込14300円
- 登録料(合格者のみ):税込14300円
- 受験願書:税込1100円
これにテキスト代が買った分だけかかります。

目指すDIYアドバイザーとは
DIYアドバイザーの役割
- DIYへの正しい理解の促進
- DIYに対する正しい理解を広め、その普及と発展を促進する
- DIYの作業、方法に関する助言指導
- 安全管理や作業方法への相談を行う
- DIY用品の選び方の助言
- 数ある商品から、その人にあった道具を選び助言指導を行う
DIYの普及への取り組みと実際にDIYを行う消費者に対し、DIY用品の知識や使い方等を指導する人材のことをDIYアドバイザーと呼びます。
おまけ

DIYの歴史
DIYが現在の意味で使われるようになったきっかけは、戦後のヨーロッパにおける、住宅の復興運動にあります。
この時期にイギリスでは住宅の修理に関する情報誌Do it yourselfが刊行され、市民の生活にDIYが定着していきました。
その後一気に広まったのがホームセンターの出現です。それまでは、大工、左官、建具、電気等は専門家が扱う分野であったが、ホームセンターの出現により、一般の消費者でも簡単に道具が揃うようになりました。
Do it yourself
DIYはこれらの頭文字をとった言葉です
意味は”自らの手でやる”こと。そのままですね!DIYが生まれたのは、産業革命が起き日常が便利になっていく中で、画一化されたライフスタイルを、自らが求める姿に自らの手で創造する方向へと移り今日に至ります。